2025/12/09
橋本総業ホールディングス株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:橋本政昭、東証スタンダード上場・証券コード7570、以下:橋本総業HD)のグループ会社である株式会社モデル・ティ(本社:東京都、代表取締役社長:都倉尚吾、以下:当社)は、愛知県春日井市にて展開中の『モデル・ティ VQサービス』実証において、第二弾となる検証フェーズを開始しました。
今回の実証では、第一弾の「太陽光発電×おひさまエコキュート」に加え、EV(電気自動車)およびV2H(Vehicle to Home)を新たに組み合わせることで、エネルギー需要(電力・熱)を屋根上太陽光から完全自給、昼夜を通じてカーボンフリーを実現したことを確認しました。
【PRESS RELEASE】第二弾 『モデル・ティ VQサービス』 実証 エネルギー需要(電力・熱)を屋根上太陽光から完全自給

平日のある1日において完全自家消費を観測
第二弾の検証では、日中に太陽光で発電し余った電力を、おひさまエコキュートによる給湯とEV充電に回す自動制御を行いながら、夜間はEVに蓄えた電力を住宅へ供給する仕組みを導入しました。
結果、ある平日のデータでは、太陽光から得た電力とEVに蓄えた電力のみで家庭内のエネルギー需要(電力・熱)をまかない、系統からの買電量がほぼゼロとなる「完全自家消費」を観測しました。太陽光発電・エコキュート・EV&V2Hを統合制御することで、家庭がエネルギーを自ら創り、蓄え、使い切る循環が成立することが証明されたことになります。

第二弾では太陽光発電・おひさまエコキュートに加えEV(電気自動車)およびV2H(Vehicle to Home)を設置
続報として第一弾の検証期間中(V2H未設置)では、太陽光発電とおひさまエコキュートの組み合わせのみで「1カ月間のガス代がゼロ」になるという結果も得られており、余剰電力による給湯の自家消費化が可能であることも確認されています。一方で、今後は秋から冬にかけて暖房負荷が増加する季節に入るため、年間を通じた自家消費率の変動や制御手法の検証が不可欠となります。
また、EVの利用は居住者の生活スケジュールに左右されるため、日中の外出・帰宅時間がエネルギー循環に及ぼす影響も引き続き分析していきます。当社は、こうした実生活に基づくデータを蓄積しながら、太陽光発電・給湯・EV・V2Hを総合的に制御する運用モデルを高度化し、ZEHを含む幅広い住宅市場へ展開可能な次世代エネルギーサービスとして進化させてまいります。