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「在ってよかった」と言われる企業であるために

「在ってよかった」と言われる企業であるために

~株式会社オーミヤ様が実現した、再生可能エネルギーとの共生~

本総業ホールディングス株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:橋本政昭、東証スタンダード上場・証券コード7570、以下:橋本総業HD)のグループ会社である株式会社モデル・ティ(本社:東京都、代表取締役社長:都倉尚吾、以下:弊社)は再生可能エネルギーの導入を通じ、電力コストの削減やCO₂排出量の削減を実現した企業の皆様に継続的なヒアリングを実施しています。今回は、2022年末に自社施設へ太陽光発電設備を導入された株式会社オーミヤ様を取材し、その導入経緯や実績、企業理念とのつながりについて伺いました。

導入背景:持続可能な社会の実現に向けた責任ある一歩

1958年に創業した株式会社オーミヤ様(本社:大阪府東大阪市、代表取締役社長:道野弘樹)は、配管継手、農業資材、ワーキングウェアなど暮らしに欠かせない製品の製造と販売を手掛けておられます。「三方良し」の理念を軸に、社員やその家族、地域社会、仕入先、得意先といった、関わるすべての人々にとって価値ある企業活動を追求してこられました。

この理念に基づき、オーミヤ様は2022年末、自社施設への太陽光発電導入を実施されました。翌年2023年11月には第二社屋「カラフルファクトリー」にも追加導入され、より広範囲な施設で再生可能エネルギーの活用が実現しています。単なる電力コスト削減ではなく、持続可能な社会の実現に向けた責任ある一歩としての選択でした。

〔導入仕様〕太陽光発電:合計99.8kW / パワーコンディショナ:合計79.6kW

運用成果:2023年度は約8%上回る121MWh

弊社のご提案により、初期投資を抑えつつ、安定した再生可能エネルギーを自社施設で活用する仕組みが整いました。年間の発電シミュレーションは112MWhと想定されていましたが、導入初年度となる2023年度は約8%上回る121MWhと想定を上回る発電量を記録しています。2024年度も安定した実績が継続しており、システムの信頼性が証明されています。また、ピーク電力の抑制によるデマンド削減効果も見られ、電力契約の見直しやエネルギー使用の平準化といった、副次的な効果も得られています。



本社工場の実績


持続可能な企業像:根底にあるのは、「人を想うものづくり」

オーミヤ様はこれまでも、「健康経営優良法人」認定をはじめ、ソーシャル企業認証(S認証)やDX認定など環境・社会課題に取り組む企業としての姿勢を明確にしてこられました。今回の太陽光発電導入についても、社外に向け環境レポートとして公表されており、ESG経営の一環として評価されています。また、農業資材を購入している農業法人から出荷できない作物を買い取り、地域の子ども食堂に提供する活動など、他のCSR活動とも有機的に結びついています。



第二社屋「カラフルファクトリー」には、鮮やかな作業服や疲労軽減マットなど、人が集まりたくなる工夫が施されています。「工場って、地味でつまらなさそう」というイメージを覆し、働く人が前向きになれる現場づくりを目指してこられました。その根底にあるのは、「人を想うものづくり」です。そして、エネルギーの選択もまた、人と社会を想う意思のあらわれだと、私たちは受け止めています。

「在ってよかった」と思われる企業であるために。株式会社オーミヤ様の実践は、製造業における再生可能エネルギーのあり方を示す、大きなヒントとなっています。

株式会社オーミヤ 代表取締役 道野 弘樹 社長 (右)弊社 代表取締役社長 都倉尚吾

Company Profile

1958年創業。大阪府東大阪市に本社を構え、水道用配管継手、農業資材、ワーキングウェアなど「衣・食・住」に関わる製品の製造・販売を展開。「三方良し」の理念を企業活動の根幹に据え、製造現場の快適性向上と社会・地域への貢献を重視したものづくりを実践しています。

  • 会社名:株式会社オーミヤ
  • 所在地:大阪府東大阪市水走3丁目5番10号
  • 代表者:代表取締役社長 道野 弘樹
  • 設立:1958年(昭和33年)1月16日
  • 資本金:3,000万円
  • U R L:https://www.ohmiya.co.jp/